主催事業の様子
令和5年度 自然学校指導者スキルアップ研修
スキルアップ研修
2023/08/23
開講にあたり服部学長から兵庫型「体験教育」、本校の概要、本研修の意義等とともに、その後の活動につながる植物の香りを嗅ぐ方法について話がありました。学長の挨拶の後、日程等についてのオリエンテーションを行い、研修がスタートしました。
校内を散策し学長の解説のもと、香りをもつ植物を手に取り、植物によって全く香りが違うことを体験し、その多様性に気づきました。また、児童と同じアクティビティを体験することで、その活動の良さや児童と同じようにワクワクする気持ちを実感することができました。
植物の専門家でありながら、実は昆虫も詳しい学長から、植物を散策する合間に、子どもが興味を引く生き物の生態についての紹介がありました。ウスバカゲロウの幼虫で、通称アリジゴクの巣を見つけ、参加者も興味深く観察しました。
講義では、兵庫型「体験教育」、プログラムデザインで大切なことや作成手順等についての説明を聞きました。その後、児童の実態をもとに、自然学校修了後にめざす子どもの姿を思い浮かべ、活動のねらいを明確にした4泊5日間のプログラムを作成しました。
ワールドカフェ方式で行った全体交流では、発表者がグループで考えたプログラムを説明し、傍聴者は熱心に説明を聞くとともに、積極的に質問をしました。事後のアンケートから、自分一人の考えでは思いつかない新たな視点の発見とその大切さを感じる機会になりました。
山本指導課長から、ねらいが明確でなければ学びのない活動を児童にさせてしまいかねないなど、活動のねらいを持たせることの重要性について話がありました。さらに、今後の自然学校プログラム作成にあたり、本日の研修成果を活かしていただくよう願いが述べられ、研修を閉じました。ご参加ありがとうございました。