主催事業の様子
開校30周年記念 令和6年度 第2回「大人の自然教室」
【開会行事 ~山本指導課長 挨拶~】
開校30周年を迎えての事業実施になることと兵庫県立大学服部保名誉教授の紹介、そして、「校内の自然物を集め、リースやかごづくりを楽しみましょう」と挨拶があり、大人の自然教室がスタートしました。
【植物の採集① ~ヒイラギの観察・採取~】
ヒイラギを観察し、木の下の方は葉がとがっていて鹿が食べにくくなっているのに対して、食べられない上の方はとがっていないことを学びました。ヒイラギはセイヨウヒイラギと違って赤い実をつけません。リースなどに赤い実をつけたい場合は、クロガネモチなどの実などと組み合わせてみましょうと服部名誉教授から教わりました。
【植物の採取② ~ウラジロモミの観察・採取~】
その名の通り葉の裏が白いモミです。葉の裏の白色はロウであることを教わり、ライターであぶって溶かしました。本来であれば、南但馬自然学校の標高では生育していない植物であることを知りました。参加者の皆さんは「飾り付けによさそう」と話しながら採取されていました。
【植物の採取③ ~クズの採取~】
参加者のみなさんは、本校の調整池の近くでまっすぐ伸びているクズのつるをたくさん採取されていました。
【リース・かごづくり】
校内で植物の採取をした後は、思い思いにリースやかごづくりに取り組みました。クリスマスをイメージしてリースづくりに取り組んだり、実際に使う場面を想像しながらかごをつくったりしました。参加者は作品を作り、多くの方が「家でもやります」とさらなる作品づくりへの意欲を高めていました。
【ふり返り】
服部名誉教授から、リースやかごをつくることに親しむことはもちろん、「本日、知った植物の知識を周りの方にどんどん広げてほしい」とお話がありました。
【閉会行事 ~山本指導課長 挨拶~】
山本指導課長から、「来年度もぜひ本校の主催事業に参加してください」と挨拶がありました。また、カツラの葉を蒸留器にかけにおいを抽出したので、香りをかいでいただきたいと紹介がありました。カツラの葉は落葉すると甘い香りがします。最後に、その香りを参加者のみなさんにかいでいただきました。