主催事業の様子

開校30周年記念 令和6年度 第1回「大人の自然教室」

大人の自然教室
2024/04/27

【開会行事 ~西岡校長 挨拶~】

西岡校長から、講師である兵庫県立大学服部保名誉教授の紹介と、「春まっただ中の南但馬自然学校で見頃を迎えたキンラン、ギンランをはじめとした絶滅危惧種や希少種をみなさんで探し、楽しみましょう」と挨拶があり、大人の自然教室がスタートしました。

【自然散策① ~キンランの観察~】

本校には、環境省レッドリスト絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているキンランが群生しています。小さな花を咲かせているキンランを全員で観察しました。「こっちにも咲いている!」と見つけたときの声があちこちから聞こえてきました。

【自然散策② ~カヤランの観察~】

校内に咲いているギンランや、着生植物であるカヤランを観察しました。群生しているカヤランは珍しく、参加者の皆さんは熱心に観察していました。

【自然散策③ ~エビネの観察~】

環境省レッドリスト準絶滅危惧種に指定されているエビネが花を咲かせていました。群生場所を確認し、写真を撮るなど、服部名誉教授の解説を聞きながら熱心に観察されました。

【自然散策④ ~ミツマタの観察~】

今年は紙幣が新しくなる年です。その紙幣の原料ともなっているミツマタも本校には群生しています。豪雨による土砂の流出を防ぐのに有効な植物だということを学んだ後、外皮を引っ張り合い、繊維質の強さを確かめました。

【閉会行事 ~山本指導課長 挨拶~】

山本指導課長から「本日に合わせたかのようにキンラン、ギンラン、エビネなどの花が咲きました。南但馬自然学校を満喫していただけたと思います。12月の第2回にも奮って参加していただければ幸いです。」と挨拶があり、今回の大人の自然教室が締めくくられました。